特殊な見本市なので,警備は万全です。
「国際宝飾展」では、宝石やアクセサリーがその場で売り買いされますが、全て現金取引です。信用力のある小売店には与信により掛け売りするらしいのですが、掛け売りは少ないと考えていいでしょう。物が物だけに小粒で高価であり、かつ、買い入れに来られる小売店では高額の現金を持参してくることから、どちらにも保安には注意する必要があります。このため、各ブースには上段の写真にあるようにガードマンが見張っていて、安全には万全の注意を払っているようです。このガードマンは出店者が雇った人であり、この人以外にも会場内を常時多数のガードマンが巡回していました。こんなにガードマンが目立つ見本市も珍しいのでは。
下段はミャンマーから出店したブースに並べられていた最高級のルビーです。大粒の方であり、これらが末端の小売店に並べられると最低で百万円の価格が付けられるはずです。資本力の無い小さな宝石店ではまず見かけることのできない上質なものでした。このルビー以外にも宝石店ではまず見ることのできない高額のダイヤ、エメラルドなどもあり、目の保養にはよいでしょう。なお、宝石の量販店で売られているような小粒の宝石はここでは販売されておらず、小売り価格で数万円以下の宝石類はこの見本市では取引されず、全く別のルートで販売されているようです。
2006年2月2日