フランチャイズショー  その2

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フランチャイズでは食事に関連する事業が多いようです。
毎日のことであり、入り込むのが容易だからでしょう。


 フランチャイズショーには毎年新しい事業提案をするフランチャイズ(以下、FC)本部が見られます。上段と中段の写真は、これから始まる「介護老人宅、養護ホームに食事を供給するFC事業」の出店です。介護が必要な老人に向けた調理済料理を加盟店(介護サービス業者や養護ホーム業者)に供給し、加盟店はその料理を老人に配給するシステムです。給食サービスの変形で、老人に向けた内容のメニューに特化したものと言えます。FC本部から加盟店には調理されたパックの食事が冷凍の状態で配達され、加盟店ではそのパックを湯せんで温め、食器に配膳するだけで食事の用意ができます。何と合理的で近代的な老人向けの食事サービスでしょうか。しかし、冷凍の料理を温めるだけであり、介護老人には調理する人の温もりは伝わらないでしょう。養護ホーム、老人ホームの介護サービスも暖かみが感じられなくような気がしてきます。
 下段の写真は見本市会場の食堂ではありません。FC本部が設置したその事業で販売する料理の実物を販売している模擬店です。来場者は、ラーメン、カレー、焼肉料理、寿司などの料理をその場で食事できるように配置されてました。これは試食ではなく有料の食事ですが、加盟店を募集するFC本部が実際にどのような料理、味を出すのかその場で確認することができます。来場者にとっては昼食を摂ることと、そのFCでの料理がどの程度のレベルにあるかの認識を同時に行うことができ、一石二鳥で合理的です。FCの勧誘では、無料であるが少量の試食よりも、有料であっても店舗と同じ量、質の食事を味あわせるのが具現性が良いのではないでしょうか。
2006年3月20日