ホテル、旅館、レストラン向けの見本市です。
ホテル業、飲食業の裏側が見られます。
ホテル、旅館、レストラン、飲食店に向けた見本市「ホテルレストランショー」に出掛けました。この見本市は、同一会場で「厨房設備機器展」「ケータリングショー」も同時に開催されています。以前は別々に開催されていたのですが、数年前から協同して同時開催することになったようです。主催者は現在でも別々なのですが、顧客となる来場者がほとんど同じであることから、三者が同一会場を分割して開催するようになっています。ホテル、レストランなどの業者は、調理用の設備用具とインテリアなどの内装品を同時に観察することができ便利です。他の見本市でも、業界が接近しているため同時に開催した方が来場者にとって便利な見本市も見かけられます。例えば、プロカメラマンショーと写真用品展、宝飾展とメガネ展などの併設が考えられます。しかし、それぞれの見本市では主催者の思惑や利権、さらには監督省庁の管轄範囲などの表に出ない理由により、同一会場で合併して開催することは有りません。主催者のエゴではなく、来場者の利便性を考えて協同開催して欲しいものです。
上段は或る電気会社のブースに待機していたコンパニオンです。見本市を華やかにするためにコンパニオンが必須の要件ですが、今までは水着かミニスカートが大半でした。今年は今流行の『萌え~』のためかメイド姿のコンパニオンがいました。しかし、コンパニオンは「お帰りなさい、ご主人さま」とは言ってくれませんでした。
中段にあるのは回転寿司店向けの搬送コンベアを受注するためのブースです。回転寿司のコンベアは珍しいものではありませんが、これが何とマレーシアの会社の出店なのです。東南アジアではもうマレーシア製の回転寿司コンベアが盛んに利用されていて、シンガポール、マレーシア、タイでは珍しくないとのことでした。日本独自の文化であった回転寿司コンベアにも外国製が出現したとは驚かされました。
下段の写真は飲食店のインテリアに用いる人工石です。発泡スチロールの表面に塗装をして、自然の石のような加工をしていました。後ろに見える石灯籠なども同じように人工石です。伝統のある日本料理店や料亭の庭先に設えた石灯籠や庭石が、実は発泡スチロールでできた軽い人工石であるならば情緒もひったくれありません。伝統美や日本的風景が合理化という名目により、どんどん消滅させられているようです。
2006年3月20日