日常生活には深い関係のある産業なのです。
運送業界・海運業界などの物流を専門とする「国際物流総合展」に出掛けました。この見本市は2年に一度の開催ですが、大変盛況でした。「物流」と聞くと、単にトラックや列車による運送を創造されやすいのですが、実際には物流は極めて裾野の広い産業であり、港湾施設、トラックターミナル、貸し倉庫、包装資材なども含まれるものです。物流のシステムが健全に機能していることで、我々の日常生活に必要な商品や資材を入手できるのです。スーパーやコンビニなどで何気なく購入している商品も、物流システムの一部が停止したなら店頭には並びません。生活を支えてくれる一大事業なのです。
昨今はアマゾンなどの通信販売業者が増えてきましたが、通信販売が成り立つのは物流システムが全国に網羅されているからです。このため、物流分野に参加している企業や従業員は膨大なもので、この見本市には多数来場しています。会場内で新しい技術や商品を研究し、物流コストを下げることに腐心しているようです。
三段目、四段目の写真はこれから発売される補助具であり、作業員の腰を傷めないようにするためのものです。重いものを持ち上げる時、無理をすると腰痛の原因となります。この機械では持ち上げようとする時に、腰と太股の間に設けた関節を圧縮空気で開くようにしています。この機械の他にも、作業員を支援するロボットスーツが複数展示されていました。
2012年10月2日