活性化した宝飾の見本市でした。

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以前は官の主導でマンネリ化してたのですが。
民に委譲したら元気になりました。


宝石、宝飾品の見本市である「ジャパンジュエリーフェア(通称、JJF)」にでかけてきました。この見本市は1993年から続いていて、今年で13年目になります。元々の主催者は、社団法人日本ジュエリー協会という経済産業省参加の公益法人でした。かっては、この協会が音頭をとって見本市を開催していたのですが、お固い役所が運営していたので何だか堅苦しく、活気のないものでした。素人の私が観察していても会場内の雰囲気がイマイチというものでした。そのため、来場者は減少していき、3年前は場内がガラガラでした(不況による宝飾品の売り上げが減っていたことも要因にあるか)。一時は、この見本市が廃止になるのでは、という噂も出ていたほどでした。
 2年前から運営方針を変えて、主催者を見本市専門の或るイベント会社に委託したようです。協会は一応主催者に名を連ねていますが、実質的な事務・手続きなどはイベント会社が全て取り仕切っているようです。運営が民間に移ったとたんに、広告手法、集客手段などが変わり、来場者が増えて会場が明るい雰囲気となりました。二段目に写真では通路に来場者の姿が見えますが、3年前の同じ見本市では通路には誰もおらず閑散としていました。これからは、見本市も民間主導によって活性化させ、活気のある商談を行わせるのが主流になるのではないでしょうか。小泉首相は「官」から「民」へ、権利や行政を委譲しようと主張していましたが、これも民に委譲して成功した一つの事例ではないでしょうか。
 三段目の写真は貴金属のチェーンを売るブースです。無造作にチェーンが並べられていますが、いずれもウン万円するものばかりです。四段目の写真は夜店出はありません。インド方面から販売にきた業者のブースです。つり下げられているのは宝石を連ねたネックレスです。小売店などはこのようなブースから、数十本、数百本単位でネックレスを仕入れていくのです。全国の宝石屋のショーケースには、ここから仕入れられた宝石、宝飾製品が並べられているのです。
2006年9月1日