家庭用電気設備に比べると大型です。
給電に関連してた「電設工業展」に出掛けてきました。この見本市は電力をビルや工場などに供給する設備に関連した製造業者が出店し、ビルや工場での電気設備を工事する業者が来場するものです。東京電力のような電力を供給する企業ではなく、かと言って木造住宅の低圧の電力配線を業務にするような町の工事店を相手にしたものではありません。電力会社から供給される6000ボルトの高電圧を100ボルトや200ボルトに変換し、ビル、マンション、工場内の配電設備に関連したものです。東京と大阪で毎年交互に開催されているので、東京では2年ぶりです。
高圧の電力配線を工事するため、各出店者の商品は大型のものが目立ちます。見かけているのかもしれませんが、どこにでもあるような商品は少ないのです。家庭で使っている電気製品やスイッチなどよりも遙に大型で不格好なものばかりです。一般に販売する商品ではないのですが、全国で使用されている数量は相当に多く、製造メーカーの知名度は低いが規模は大きなところばかりでした。
二段目の写真は変圧器のユニットであり、マンションの屋上などに設置されていることが多いものです。このユニットを設置し、6000ボルトか3000ボルトの高圧配線を接続すると、100ボルトの家庭用電圧に変換されるものです。三段目の写真はトランスの製造メーカーで、柱上トランスとは少し規格が違うようです。四段目の写真は高圧電力回線のスイッチで、レバーを回すことでオン・オフさせるものです。五段目の写真は電力を遠隔操作で切断するリレーで、上の四角箱は接点から発生する火花を除去するためのものだそうです。何れにせよ、秋葉原などでは売っていないものばかりで、重電関連の設備はその安全性のために大型になっていることが分かりました。
2013年6月17日