高度治療のための医療機器の見本市です。
しかし、このような医療機器のお世話にはなりたくないのですが。
「HOSPEX」という見本市で、医療福祉設備学会が学会発表するのに併設されたものであり、医療関係者が学会発表するのと平行して関連する最新医療機器を展示しているものです。来場者は、当然医者、病院関係者であり、医学の知識のない一般人にとってはチンプンカンプンの機械ばかりです。病院関係しか納入できない特殊な商品であることから、出店者の方も心得ていて、通常の見本市でありがちな説明員の呼び込みやパンフレットの配付などはありません。極めて紳士的であり、会場内は呼び込みの掛け声も無くて静かなものでした。
二段目の写真は最新のMRIの検査室を模して設置されたもので、患者をどのように検査させるかの作業を実物を使って説明してました。三段目の写真は、高度治療の手術室を再現したもので、器具が実際と同じように配置されてました。どの機械も医療器具というよりは、高度な精密機器という感じがして、最近の医学の進歩に驚かされました。
多分、この会場内では商談は行われず、出店者が医療関係者に機器の操作、機能を説明するだけに終わっているのではないかと思います。最新の医療機器の知識を伝えるのが先決で、数億円もするような医療機器であっては簡単には販売できるはずがないからでしょう。
2006年11月21日