レジャーホテル業界の環境が変わってきました。
今回は「レジャー&サービス産業展」と「レジャーホテルフェア」に出掛けたのですが、実はこの2つの見本市は同じ会場で開催されているのです。主催者は同一で、左の入口から入ると「レジャー&サービス産業展」で、右の入口から入ると「レジャーホテルフェア」であり、両者は会場内でつながっているのです。元々は同じ主催者が別々に開催していたのですが、出店者が減少したので似たような内容の見本市をくっつけてしまったようです。
レジャーホテルとは聞き慣れない名称ですが、その昔は連れ込み旅館、ラブホテルと呼ばれていたホテルで、モーテルもその範疇に入ります。この見本市の会場で大きな小間を占めているのは三段目の写真にある「ALMEX」という企業です。その昔は独立企業でしたが、現在はユウセンの傘下に入っていて、レジャーホテル関係の業界には極めて強い企業です。ホテルの入口の掲示板から始まって、客室内のビデオ、冷蔵庫の使用状況を把握し、最後に清算する際の集計までを一貫して処理できる技術を持っています。ホテルの電子的な機能の全てを施工しているのです。ブースの回りには営業の社員が待機していて、上客(この場合はホテルのオーナー)を待ち受けていました。
さて、かなり前(私が知っているだけで十数年前)からこの「レジャーホテルフェア」は開催されているのですが、以前のようにギラギラとしたような装飾品や大人の玩具などのような商品を出品するブースが無くなって、健全な?商品や設備を提供する企業ばかりとなりました。その昔のラブホテルの全盛期には、非日常的な空間を演出するためか、ギトギトしたような商品が多かったのですが、年々そのような出品企業が減っていきます。四段目の写真は比較的昔の形態を残したブースですが、これは珍しい方でしょう。レジャーホテル自体は現在も各地で営業していて、将来も残っていくでしょうが、ホテルの外観や客室は落ち着いた雰囲気に変わっていくようです。
2013年11月4日