スーパーの次の課題は省資源です。

07superm06.jpg
07superm07.jpg
07superm08.jpg
07superm09.jpg
レジ袋の使用量を減らすことは法制化されそうです。
早速、関連する企業が出店していました。


 現在、スーパーマーケットや量販店で問題となっているのは商品を包装するためのレジ袋、紙袋、パッケージなどである。省資源化を図るために、レジ袋について有料化する動きも増えている。このため、スーパーマーケットなど運営していくためには、レジ袋、包装紙などの省資源化や減少化のために真剣に取り組まなければならなくなった。
 「スーパーマーケットトレードショー」では、早速このような社会の変化に対応した企業が出店していた。一段目の写真は、レジ袋の代わりに何度も使用できる布袋や代替え袋を供給する企業であり、各種の買い物袋や無料で配付する布袋が展示されていた。その昔は、商店街に出掛ける主婦は自前の買い物籠を持参し、商店では新聞紙に野菜や食肉を包んで渡していた。そんな風景が再現されることになるであろうか。
 二段目の写真は、環境を破壊しないパッケージ袋を販売する企業のブースである。トウモロコシから製造した透明な袋で、野菜などを梱包できるものである。使用後は自動的に分解し、土壌に還元されるというものである。しかし、ビニール袋に比べて価格が数倍もするためまだ発展段階の商品のようだ。
 三段目、四段目の写真は、食品などを個別に分配したトレーを回収するシステムである。発泡スチロールで形成されたトレーは商品を一定量づつに配分し、販売するのに役に立つものである。しかし、商品ごとにトレーを使用するため、年間の消費量は膨大なものになる。トレーの材料は石油であるため、トレー自体の使用を無くするか減少させなければならない。そうすると、少量づつに配分した商品を販売することが煩わしくなってくる。このシステムでは、そのような相反する要望を解消するもので、スーパーマーケットではトレーを使用して一定量づつに商品を配分するが、家庭にはトレーを持ちかえらないようにするものである。原理は簡単で、トレーにポリエチレンの袋を密着させておき、レジで袋とトレーを分離させるのである。食品などはポリエチレン袋に密封されているので、商品がばらばらにはならす、そのまま家庭で袋を破けば商品を取り出すことができる。トレーを確実に回収できるシステムといえよう。
平成19年3月17日