台湾製の自転車部品は大量生産です。

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ありとあらゆる部品が出品されていました。


 台湾の「自転車関係見本市」では、当然であるが自転車に関した商品が出品されているが、完成品の自転車そのものの出品は少ない。殆どは部品のメーカーの出店である。各ブースにはそれぞれの企業が得意とする自転車部品が並べられていた。自転車の部品は規格品であるため、部品として供給することでだれもが完成品を組立ることができるからであろう。自社ブランドで完成品を販売しているメーカーは、これらの部品メーカーから部品を購入して組み立てているのである。一昔前は、関西地域にはこのような自転車部品を製造する部品メーカーが多数乱立していたという。それが台湾にそっくりそのまま移転したような恰好となり、自転車に関係した部品の全てが独立した部品メーカーによって生産されている。全世界に部品を供給するのであるから、その生産量は大変な数量になっているのではなかろうか。
 一段目の写真はペタルだけを製造するメーカーで、二段目の写真は空気ポンプだけを製造するメーカーで、三段目の写真はチューブだけを製造するメーカーで、四段目の写真はチューブのバルブだけを製造するメーカーで、五段目の写真はフレームだけを製造するメーカーで、六段目の写真は後部キャリアーだけを製造するメーカーである。完成品組立メーカーでは、それぞれの部品メーカーと交渉し、安価な部品や特色のある部品を購入して組み立てるのである。
2007年4月22日