宗教用具には色々な種類と道具があります。

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仏壇の回りには細かい宗教用具が必要なのです。

 仏壇の見本市なのですが、仏壇に限らず宗教に関連する小物の商品も展示されていました。一段目の写真は掛け軸で、特定の宗教では仏像ではなく掛け軸を重要視するところもあるようで、その需要のために掛け軸が量産されているのです。
 二段目の写真は「盆提灯」とよばれる仏具で、盂蘭盆の7月、8月に仏壇の前などに飾り、ご先祖の精霊が自宅に迷わずに来るように目印のために使われています。この風習は結構古くからあるようで、7世紀頃にはすでにあったという記録があります。その昔は電気などなく暗いため、ろうそくの灯でボンヤリと照らせば精霊は迷わずに来てくれたでしょう。現在のように夜もあかあかと明るくなると、盆提灯の明るさでは道に迷ってしまうかもしれません。
 三段目の写真は各種の仏像で、一般的に仏壇にはお釈迦様とか阿弥陀如来像が安置されることが多いのですが、用途によっては特殊な仏像も需要があるのです。そのようなマイナーな需要のために、特殊な仏像も販売されていました。なお、これらの仏像の全ては中国、或いは東南アジアの国で製造されています。
 四段目の写真は、「火の出ない線香立て」です。スイッチを入れると、線香の先端が赤く光り、いかにも線香を燃やしているような雰囲気にさせます。なお、この線香立ては光りだけであるため、匂いは一切出ません。
2014年4月16日