キャラクターに頼らない企業でした。

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数多くある幼児・乳児用品企業の中でも個性的です。
中国製の安売りに対向するにはこんな商品でなければなりません。


 『ベビー&シルバーショー』で見かけた個性的な企業です。この企業はブースの壁面に大きく『ノンキャラ良品』とうたっていて、キャラクターを一切使わない商品だけを開発して販売していました。社歴は結構古いのですが、乳児・幼児用品には全てキャラクターなどを使わずに商品そのものを乳児・幼児の動きに合わせて企画しています。こんな個性的な企業が増えれば、日本の中小企業も安泰のはずです。後進国からの安い商品にも十分対抗でき、さらには輸出も可能でしょう。
 三段目の写真は「あかちゃん新聞」です。少し大きくなった幼児は活動的になり、身近にある物を何でも触っていきます。新聞も幼児が触りたがるもので、新聞を床に置いておくと幼児が手に取って破ることが多いものです。この「あかちゃん新聞」は不織布で製造してあり、いくら触っても破れません。新聞の中には薄いフィルムを挟んであって、幼児が握るとグチャグチャと本物の新聞を触っているような音が出ます。一日中、飽きるまで触らせて、遊ばせるように工夫してあります。
 四段目の写真は幼児のいたずら用の玩具です。幼児はテッシュペーパーの箱を見ると、珍しがって紙を順に引き出して空にする行為をすることが良くあります。この玩具は布製の贋の紙を入れてあり、幼児が何回も贋の紙を引き出して遊ぶようにしてあります。この商品は爆発的に売れたようです。
 五段目の写真は三輪車なのですが、チェーン駆動のものです。従来の三輪車は前輪にペタルがあって、前輪で車体を移動できるようになってますが、この方法は人間工学的には力の配分に無理があるものです。そこで、自転車のようにチェーンで後輪を駆動させることで、動作させ易いようにしてありました。
 もう、乳児・幼児用品にはキャラクターは必要ないでしょう。キャラクターを付けた商品を見て乳児・幼児が喜ぶのでしょうか。多分、キャラクター商品を購入した親が喜んでいるのではないでしょうか。キャラクターを付けなくとも商品が売れていく、このような企業ばかりになって欲しいものです。
2007年11月17日