今年は講師の招待がありませんでした。

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昨年までは講師だったのですが、今年は一般の来場者になりました。


 東京国際フォーラムで開催された「ベンチャーフェア2008」に出掛けてきました。この見本市には昨年まで私はセミナーの講師で参加していましたが、今年はセミナーの統一内容が変わったため敢えなく指定されませんでした。過去3年間、連続して講師で参加していたのですが、今年早々に失業ということになりました。ガッカリ。
 この見本市の特色は、有楽町の駅前にある東京国際フォーラムで開催されることで、足の便が極めてよろしいのです。電車で小一時間もかかるビッグサイトではないため、仕事の途中でも気楽に見学できるのです。こんなに便利なのだから、他の見本市もここで開催して頂けないでしょうか。その反面、会場が狭いのでブースが小さく、通路が狭いという欠点があります。しかし、アメ横のようなごった返した雰囲気があって、活気が出てそれはそれなりに面白いものです。
 都心にあるということで、会場には大企業の社員らしい背広姿の来場者が多いのも特色です。彼らは商談をするというよりは、新奇の商品やアイデアを見つけて自社で開発するヒントにするようです。中には「上司から、真似することができるような商品を見つけてこい、と言われたのでこの見本市にやってきました」と堂々と述べる人もいました。こうなると、中小企業が新商品を展示して販路を開拓するというのではなく、中小企業のアイデアを大企業が食い潰すための会場ということになります。主催者の中小企業基盤整備機構の方、このような大企業による横着な偵察を排除する対策を考えて下さい。
 この見本市では、一応は中小企業がこれから販売する新商品や世のなかに埋もれている商品を公表して販路を拡大させることが目的です。そのため、資本力の弱い中小企業や開発途上にある企業を出店の条件としています。しかし、出店者の中にはもう成功してしまった企業も出店していて、何が審査基準になっているのかがよく分かりません。この辺をもう少し明確にして欲しいものです。
2008年3月9日