小売店、飲食店向けの見本市です。

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ここに来れば、小売店、飲食店の内装、什器の全てが揃います。


 日本経済新聞社が主催する「JAPAN SHOP」に出掛けてきました。この見本市は、店舗に関する業者なら誰でもが参加して可、というのが開催の主旨なのです。従って、店舗の内装、デザイン、什器、広告、看板などのありとあらゆる関連業界の企業が出店しています。この見本市に来場すれば、店舗に関する問題の全てを解消することができ、というのがうたい文句でしょう。また、日本経済新聞社は同時に「建築・建材展」、「リテールテック」、「ICカード総合展」なども併設して主催しています。「建築・建材展」は店舗の内外装の素材を展示しており、「リテールテック」ではレジスターやPOSシステムなどの電子機器を展示しており、「ICカード総合展」では商品に付けたICタグや支払い用のICカードなどが展示していて、同日に小売店の情報機器、什器、内外装などの全ての業界に接することができるものです。
 と言うと小売店の店主にとっては至極便利であり、有益なように聞こえるのですが、私の感触からすると少し違ってます。「広い会場に小売店に関する全ての産業界がある」というのですが、分野が広すぎて、何でもある代わりに一つの業界からの出店者数が少ないという欠点があります。このため、「浅く、広く」という言葉が適合するようです。看板だけを考えると、専門のサインデスプレーショーの方が出店者も多く、レベルも高いものです。店舗内の什器だけを考えると、スーパーマーケットショーが一番参加者が多い見本市です。ということなのですが、まあ、小売店の店主にとっては一日で全ての業界の出店者と商談することができるので、地方から来場する店主には便利かもしれません。
 二段目の写真は、ディスプレーの見本を掲げたブースで、古木を巧みに造形化しています。この他にも最新のディスプレーが飾られていて、新鮮な感じがします。
 三段目の写真は、店内の飾りですがどこかでみたようなものです。それもそのはず、この出店者の専門はパチンコ屋の店内ディスプレーが専門であり、一般の小売店にも販路を広げるために出店しているのです。しかし、派手な飾りなのでどのような小売店にこれらのディスプレーが適合するのか判りません。
 四段目の写真は、鉄製の室内装飾品であり、写真にあるのは帽子や小物掛けの商品です。この会社は鉄を素材とした装飾品を専門に製造し、通信販売していました。デザインは結構凝ったものが多く、鉄製の装飾品でもこのように飾ることができるのか、と意表をつかれました。
 五段目と六段目の写真は八百屋などで野菜などを展示するための籠を製造している会社です。藤蔓製の籠のように見えますが、実はプラスチックの細い紐で編んだ籠なのです。この籠の利点は水で丸洗いできて衛生的なことです。自動洗浄器により丸洗いできるので、人手がかからない利点があるそうです。そういえば、スーパーなどで良く見かける籠でした。
2008年4月12日