簡易トイレは家庭では使うのが嫌がられます。
これで汚物を扱うのが楽になるでしょう。
福祉機器展では、何時も介護のための簡易トイレを見かけます。椅子を改造して便器を収めたものが沢山見かけられます。製造するのが簡単なために、あちこちの木工所で製造しているようで、全国では何軒のメーカーがあるのか判りません。だが、これらの椅子型の簡易トイレは使用する人のことを全く考えにいれていないようです。部屋の中に簡易便器を置いて使用したらどうなるでようか。部屋に臭気が漂い、あまりいい気持ちにはなりません。また、排便を処理する人にとっても嬉しいことではありません。匂いの発生している便器を便所まで運んで処理するのは厄介なものです。
そこでこんな商品が開発されました。椅子型の簡易トイレの中に入れて、汚物を袋の中に落とし込み、袋を密封して処理するものです。ビニール袋の中には凝固剤が入っていて、汚物を固定化させます。そして、付属の紐で入口を縛ることで密封してしまいます。あとは、家庭ゴミとして廃棄すればいいことになります。これなら汚物を処理する介護人にとって便利であり、嫌な思いもしないでしょう。ただ、単価が高いのが欠点です。安くなれば多くの家庭で使われるでしょう。
2008年10月1日