かれこれ150年前のミシンです。
会場の隅に古めかしい道具が置いてありました。これはNHKドラマの「篤姫」に出てくる日本最古のミシンだそうです。江戸時代の終わりに輸入されたもので、これで篤姫が縫製したんだそうです。
江戸時代に現れたこの機械は、当時は最新式のものであり、これを見た当時の日本人はさぞかし驚いたでしょう。不思議に思うのですが、当時は極めて高価であったこのミシンで何を縫っていたのでしょうか。まさか、庶民の衣類を縫うこともないでしょう。当時は人件費が安かったので、衣類は手縫いであったはずです。すると、このミシンは当時の金持ちの妻や娘が趣味で使っていたのではないかな、と想像しました。日本国内では珍しいようですが、アメリカにはまだ多く残っているようです。
2008年12月13日