プロの主催者ならではの創意工夫がありました。

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他の見本市とは違った雰囲気があります。
日本でもプロの主催者が育ってきたようです。


 国際宝飾展の主催・進行社は「リード・エグゼビション」という見本市の開催を専門にする企業です。毎年この会社が主催する見本市に出掛けてみると、他の見本市と比べて細かい点に工夫がみられ、感心しています。見本市の設営・運営だけで企業を成り立たせているので、やはりプロの凄腕といったところでしょうか。
 一段目の写真は、会場の入口付近で演奏されているコンサートです。ジャズなどの軽音楽を鳴らし、これから商談に向かう来場者を楽しくさせています。プロの演奏家を雇って、来場者の気分を高揚させるような楽曲を選んで演奏してました。
 二段目の写真は、来年の出店契約の商談を行うための受け付け所です。1年先の展示会への予約と申し込みを受け付けるのですが、このようにわざと高い位置に机と椅子を置いて商談させています。回りの人達から見られる状況に仕立てて、契約者に気分を良くさせようという考えでしょうか。また、このような高い位置に出店者がいると、知り合いの来場者から商談をする立場を見られるので、何となく来年も出店したくなるのではないでしょうか。
 三段目の写真は、今年始めて開設した両替所です。民間の両替業者に依頼し、会場内で外貨を日本円に交換できるサービスをしていました。外国(台湾、韓国、中国などの近隣国)から来日した業者のために、ちょっとばかりの外貨をその場で両替できるのは嬉しいサービスです。なお、交換レートは市中銀行のよりも少しばかり悪かったのですが。
 四段目の写真は、タレントなどのベストドレッサーを表彰するイベントです。要するに、有名なタレントや俳優を来場させ、その人に似合う宝飾品をプレゼントして、その宝飾品をタレントや俳優が身に付けて会場内を練り歩くのです。テレビなどでお馴染みのタレントや俳優が会場内で宝飾品を飾って歩くことで、有名人がこんなアクセサリーを使いますよ、と宣伝するようなイベントです。だが、このイベントでは、出店者から宝飾品がタレント、俳優に無償でプレゼントされ、彼ら彼女らの出演料もかかります。有名人が来場したからといって宝飾品が多く売れるものではないのです。このイベントだけは余り好きになりません。
2009年2月25日