ビルの鉄骨は需要が多いのですが、加工機の展示会は少ないようです。
「鉄構技術展」に出掛けてきました。「鉄構」とは辞書にはない単語ですが、これは「鉄鋼」を素材とした「構築物」に関する加工メーカーの見本市という意味のようです。要するに、鉄鋼を素材とした建築に関連し、その鉄鋼素材を加工したり、組み立てたりする技術に関する業界の見本市なのです。このため、来場者は鉄骨を使ってビルやマンションを建てる建築業界の人や、橋梁を建設するゼネコンの業界の人です。この見本市は7年振りに開催されたとのことで、私も始めての入場となりました。
鉄骨や橋梁部材を加工、組み立てる機械が主な出品なので、会場内には巨大な機械が展示されてました。二段目の写真は鉄骨の表面を研磨する装置で、三段目の写真は鉄骨の端を特定の形に自動的に加工する装置で、四段目の写真は鉄骨の表面を研磨する装置です。しかし、これらの装置は見本市用に小さく設計した展示品であり、実際の装置はこの大きさの数倍以上の長さになるそうです。また、鉄骨、鉄板などを移動させるための空間も必要となり、工場内での設置では相当に広い面積が必要となるものばかりでした。これらの機械以外にも、鉄板を自動的に切断する装置などがあり、会場内は巨大な機械の展示場となっていました。
2009年7月30日