驚くような商品には出会いませんでした。

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多少手を加えただけのような商品が目立ってます。

 以前のブライダル作業フェアでは、アッと驚くような新商品が出品されていたのですが、今年はそれほど見かけませんでした。スマートフォンを利用して、専用のアプリをインストールすると、式場の案内や席次札が表示されるようなシステムなどもありましたが、それ程驚かされるものではありません。結婚式では非日常を演出しなければならなものであり、そのための小道具やデコレーションが重要なはずです。関連企業が新商品を発表しなくなったのは、ブライダルのマーケットが縮小したためではないかと思われます。各業者がリスクを負ってまで新商品の企画を考えたくない、というのが実情でしょう。
 一段目の写真は新婦の刺青を消すことを仕事にしている業者です。本業は映画、ドラマにおける役者の特殊メイクなんだそうです。結婚式では新婦が肌を露出することが多く、刺青をしている女性ではそれを嫌がるため、結婚式場から時々依頼があったそうです。このため、式場で新婦の刺青に肌色の化粧品を吹きつけて消す商売を始めたそうです。需要はあまり多くはないでしょうが、必要とされるでしょう。
 二段目の写真では、新郎新婦のためにオリジナルの詩を作成する業者です。一見すると街の易者のような風貌の詩人?と依頼者が話をして、新郎新婦に相応しい詩を考えてくれるのだそうです。出来上がった詩は、三段目の写真にあるように、額装したり一斗樽の菰に印刷したりして販売するのです。一遍の詩を多数の商品に印刷することで利益を上げることができるのだそうです。
 四段目、五段目の写真は、ベニヤ板でできたイニシャルに出席者が寄せ書きするための商品です。新婦は結婚すると新郎の姓に変わるため、その新しい姓のイニシャルに出席者がお祝いの寄せ書きをするのだそうです。以前にも同じようなものがあったような気がしますが。
 六段目の写真は、新郎新婦が記念写真を撮影するための額なのです。右側から巨大な額であり、真ん中が顔の部分を切り抜いた顔ハメ看板、左側が隠しカーテンです。記念写真の大道具といったところでしょう。使い方は七段目の写真のようになります。
2015年8月2日