今年の宝飾展では異変が。

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宝飾品は景気に左右されやすいものでした。
海外からの買いつけが増えたみたいです。


 宝石、貴金属専門の「国際宝飾展」に出掛けてきました。今までは年々盛大になっていったのですが、今年は少し様子が変わってました。昨年はビッグサイトの6ホールを借り切って開催していたのですが、今年は5ホールとなって面積が縮小されてました。すなわち、出店者数の減少でしょう。これも不況の影響が極めて強いものと思われます。日常生活品ではなく、どちらかと言えば(そうでもなくても)貴金属類は生活に余裕がなければ売れません。不況も2年続いていて、宝石、貴金属を購入する需要が落ち込んでいることは確かでしょう。
 二段目の写真は会場内の風景です。来場者はそれなりにいて、活況があるのですが来場者の年齢層が低くなっているようです。すなわち、アクセサリーのデザイナーや学生などが目立っていて、仕入れを目的に来ている地方の小売店主が目立たないような気がしました。それでも、出店している業者に聞くと、ここでの売上げはそれほど落ちてはいない、とのことでした。もしかしたら、出店者数が減っているので、1ブース当たりの売上げが集中しているのではないかと推測されます。また、来場者では、今年は滅多やたら外人が目立つのです。東南アジアではなく、インド、パキスタン系の人達なのです。サリーなどの民族衣装を着た人があちこちで見かけられました。かの地から宝飾品を買い付けにきたのでしょうか。三段目の写真では注意書きの看板なのですが、日本語、英語、韓国語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンズー語の7ヵ国語で掲載されてました。それだけ海外からの来場者が多様化しているということでしょう。
 四段目の写真はあるブースなのですが、こうして見ると夜店に並んだビーズ製品のように見えますが、何れも小売店のショーケースに並べば数千円から数十万円になるアクセサリーなのです。バイヤーにとっては宝飾品というよりも、商売の道具なのです。
 五段目の写真は併設された時計のエリアです。昨年から宝飾品の他に時計の販売ブースも設置さてきました。入手困難なスイス製の高額な時計から、中国製のプラスチック製の時計まで多岐に渡ってました。しかし、今年は出店者が減っているような気がしました。ただ、デザインや企業がヨーロッパからであっても、製造は中国で行っている時計もあって良く聞いてみないと製造国が判らないものもありました。
2010年2月1日