何でも有りの展示会なのですが、何でも有りました。

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色々な出店があるのですが、選択眼が必要となるかもしれません。

出店者は、中央線の中野から青梅の沿線にある中小企業が多く、特殊な製品を製造している企業も珍しくありません。一段目の写真は、米粒よりも小さい樹脂歯車を製造しているメーカーです。似たような極小歯車を製造している企業もあるのですが、小さく製造できるという技術力を誇示していて、実際には販売されていないことが多いのです。このメーカーの歯車は実際に販売され、製品の一部に組み込まれているのです。二段目の写真の左側にあるのは極小のモーターで、この中に遊星歯車として組み込まれてます。この極小モーターは医療用のポンプに利用されているとのことでした。
この見本市は西武信金の顧客の中から選別されて出店しています。このため、出店するには西武信金の支店による審査を通過した優良な企業ばかりです。以前、西新宿で開催されていた時には製造業の企業による出店が多かったのですが、今回は製造業者の出店は減少していました。その代わりに、投資を勧める企業やコンサルタント業者のブースが目立っていました。三段目の写真は、太陽光発電は風力発電に投資を勧める企業です。10年前では太陽光発電のブームがあり、この時には東京ビッグサイトの会場には多数の投資会社のブースが並んでいました。その後、太陽光発電による売電価格が下落したため、採算が合わなくなったようです。四段目の写真は足場をレンタルする事業に投資しませんか、という企業です。足場を購入し、それをレンタル会社に貸して収益を上げようというものです。レンタル業者は国内に乱立していて、競争が激しいはずなのですが。五段目の写真は、売掛債券に保険をかけて、万一債券が回収できなくなった場合には保険で支払うといサービスなのだそうです。債券に保険がかけられることは私は知らなかったのですが、実際にこのような保険による保障はあるのだそうです。その他に、外人労働者の紹介企業、事業承継のコンサルタント業者、企業買収の斡旋企業など、あらゆるサービス業者の出店がありました。
六段目の写真は、フィリピンに投資を呼びかけるブースで、フィリピン大使館の職員が待機してました。この他に、タイ国、ベトナム国、インド国などへの工場進出や投資を相談するブースもあり、国際色豊かでした。中小企業であっても外国に進出しなければならない程に、仕事が余っているのか人材が不足しているのかは不明です。しかし、これだけの外国の進出支援のブースがあることは、実際に進出したいと考えている中小企業が多いからでしょう。
2017年11月7日