産業交流展では、世間にまだ知られていない新商品も多く展示されていた。一段目の写真は極小のプレス機で、こんなに小さくても一人前にプレス加工をすることができるものである。最近は机の上でも作業ができるマイクロマシンに関心が高まり、各種の加工機械が出品されている。マイクロ旋盤、マイクロ射出成形機などはかって見たことがあるが、マイクロプレス機は始めてである。
二段目の写真では、中年男性二人が何やら覗いていました。これはファイバースコープを利用した耳掻きで、耳の中に入れた耳掻きの先端にレンズがあり、その画像を光ファイバーで伝送して手前の接眼レンズで拡大するものです。耳の中を見ながら耳垢を取り出そうといものです。試していた男性は、「こんなに垢があったとは驚いた」と言っていました。
三段目の写真は気密性を改良したジョイント機構で、優れたものでした。ビル内などの配管に使うもので、水や空気を流動させる場所に使うのだそうです。四段目の写真では新旧のパッキングが示されていて、左側が旧型のパッキングで、右側が新型のパッキングです。旧型では樹脂などによる平面の構造であり、圧着することで気密性を保つものです。新型ではリングの中側にV字形のゴムリングを入れたもので、内圧が大きくなるとゴムリングが自動的に拡大して気密性を高めることができます。五段目の写真は新旧のパッキングを使用したジョイントの外観であり、左側が新型のパッキングを使用したもので、外径が小さくなっているのが判ります。単純な構造なのですが良くできてました。
2010年11月24日