今回の焼肉ビジネスフェアでは、食肉だけではなく他の種類の食材も見かけました。焼肉店と言っても肉だけを提供しているのではないため、水産物、農作物、穀物を販売する業者も当然のようにブースを出していました。
あるブースでは、一段目の写真にあるように生きたアワビを出品してました。しかし、これは輸入ものであり、二段目の写真でその実物が示されています。驚くことなのですが、右側のアワビはハワイ産、左側のアワビは南アフリカ産でした。ハワイ産のアワビは国産と変わらない色姿でしたが、南アフリカ産のアワビは全体が白いものでした。しかし、調理してしまうと味・触感は国産と比べて何ら変わらず、区別がつかないそうなんです。大変なところから輸入しているのだ、と感心しました。
三段目の写真は無農薬の生鮮野菜を展示しているブースです。水耕栽培でハウスの中で育成するため無農薬が可能なんだそうですが、秋田県の山の中が農場なのでハウスの暖房のために石油を大量に消費するのではないかと危惧してます。この農業法人は産地から焼肉店に直接販売をするために顧客を開拓してるのだそうです。
会場の中ほどで何やら騒がしく説明しているブースがありました。韓国の食材を輸入している商社のブースで、その前で羽織・袴姿の若い人が盛んに呼び込みをしてました。しかし、彼らは純粋の韓国人であり、日本語は少々たどたどしいものでした。韓国の食材を宣伝するために新鮮組の扮装をするのはどんな理由か聞いてみたいものです。韓国独特の服装をして呼び込みをかけてもいいのではないかと思うのですが、そうなると来場者との間で違和感が出るかもしれません。
2011年1月23日