社会の変動に合わせた新商品を開発している企業もあります。

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流行をいち早く見つけて商品化するのが中小企業の使命でしょう。

 昭和信金の商談会では、数が少ないのですが目立った商品もありました。1段目、2段目の写真は脱プラスチックの包装容器を販売している問屋です。現在、海洋汚染防止やゴミ減量の要請が盛んになっています。特に、プラスチックを使用した包装容器やポリ袋の廃止が社会的な運動になっています。海外では早くもポリ袋の使用禁止の法律が施行された国も多くあります。日本でも近いうちにプラトレーやポリ袋の使用制限が行われるでしょう。1段目の写真は、紙や天然資源を活用した包装容器を各種展示していました。2段目の写真の左側にあるのは、紙や竹を素材としたストローです。プラスチック製に比べ数倍の価格となっていますが、2、3年の内に多くの飲食店で見かけられる
 3段目、4段目の写真は、足湯のためのブーツです。足湯では、温泉街などでプールのような施設を設置し、足を浸さなければならず、面積が広くなります。このブーツでは、防水になったブーツにお湯を貯留し、その中に足を入れることで足湯と同じ作用をさせようとするものです。面白いことは面白いのですが、どこまで需要があるか疑問です。
 5段目の写真は、回想新聞という月刊新聞を発行しているブースです。30年前、40年前の事件やトピックを編集して新聞に仕立てているのです。用途としては、老人ホームなどでホームステイの老人に読ませ、昔の出来事を思い出させ惚け防止をしようとするものです。この新聞が売れないのでは、と思ったのですが、意外にも需要が多くあるそうです。例えば、銀行、証券会社が高齢者に訪問営業する際に持参し、顧客との話題作りの助けに利用するのだそうです。そうなると、1回の発行で数万部は販売でき、それなりの収益が見込めるのだそうです。
2019年7月22日