韓国は現在も戦時体制なのであり、国防産業が一つの分野として成立しています。

　ＫＩＮＴＥＸ会場には軍需産業の企業のブースが有りました。１段目、２段目の写真は戦闘機に関するブースで、ジェットエンジン、ジェット戦闘機を展示していました。ライセンス生産なのか自主開発かは不明ですが、戦闘機に使用する部品が多く展示されていました。韓国は現在も北朝鮮とは戦時体制にあり、徴兵制もしかれています。このため、国防費は国家予算の多くを占めていて、軍需産業が成り立っています。
　４段目の写真は戦車で、５段目の写真は速射砲で、６段目の写真は救護用のロボットです。このような商品を展示するのは、来場者に国防意識を持たせるための啓蒙かもしれません。しかし、日本の工作機械の見本市ではあり得ない光景であり、韓国の置かれた立場というものが理解できるようでした。
　７段目の写真は炭素繊維の見本です。韓国には東レの炭素繊維工場もあるのですが、この商品はどうも韓国企業による製造ではないかと思われました。用途はジェット機の機体や自動車などでしょう。既に、一部の韓国企業は軽量化した自転車などに応用しているようでした。
２０１９年１０月２９日