浜辺で砂の像を作る遊びの延長のようなアイデアです。
砂場のような台には何やら色々な形をした砂の固まりが置いてありました。一見すると砂を固めたように見えたのですが、これは平らになった砂場の表面に型を押して凹ませ、凹んだ窪みに速乾性の石膏を流し込んで固めたものでした。つまり、砂の固まりのように見えるのは石膏であり、その表面にだけ砂がこびりついているのです。外観からすると海の砂を樹脂などで固めたように思えるのですが、表面に薄く砂を付着させるので砂の使用量は少ないものです。貝殻などの母型を砂場に押し当てれば、同じ形をした石膏像が出来上がるというものです。石膏だけを固める遊びは昔からあったのですが、表面に砂を付着させるというのはミソでしょう。主な用途は、幼児の足型を製作して思い出に使うのだそうです。今年の夏には江ノ島海岸でも見かけられるでしょうか。
2011年4月22日