埼玉県主催の中小企業向けの見本市です。
1月29日に、さいたま市の「さいまたスーパーアリーナ」で開催された「彩の国ビジネスアリーナ」に出掛けてきました。この時、既に中国では新型コロナウイルスの拡散が発表された後で、人込みの多い場所は注意しなければならないとアナウンスされていました。このため、今年の参加は見送ろうと考えたのですが、1年に1回のことであるので、とにかく出かけることにしました。会場内では、マスクを付けている人と付けていない人が半々で、この頃はウイルスに対して未だ脅威を感じていない時期だったようです。
昨年末に出かけた「産業交流展」、「新価値創造展」に比べると人出は多いように感じられ、それなりの活気がありました。しかし、出店者の数が少ないように思われました。主催者発表では680社ということになっていて、昨年の614社よりも多いはずなのですが空いているスペースも見かけられました。もしかすると、1コマのブースを複数社で共同で出店している場合、それぞれの共同出店者数も合計しているのかもしれません。
それでも、埼玉県内の中小企業の他に他県からの出店者も見かけられ、商談する人達の姿が目立っていました。
4段目の写真は「熊谷図書館」のブースで、今年始めての出店です。見本市に図書館の出店は何か場違いなような気がしますが、昨今の図書館では来館者を増やすためあれこれと工夫をしているのです。この日、図書館ではビジネス情報の利用を叫んでいました。これから起業する人や新規分野に進出したい人のために、各種のデーターの利用方法を説明していました。熊谷図書館に限らず、あちこちの図書館ではビジネス情報の活用を告知しているようです。しかし、真剣に将来の事業を考えるような経営者であれば、独自に調査するはずであり、誰出もが入手できるような一般的なデーターはあまり役に立たないと思われます。図書館は収集する書籍の選別や管理に本腰を入れて欲しいものです。
2020年3月13日