全国のどこの町にでもある居酒屋さんが見学する「居酒屋産業展」にでかけてきました。一段目の写真にあるように、一番上に居酒屋産業展の看板が掲げられているのですが、その下段からは「飲食店開業支援展」「アミューズメントサービスEXPO」「フランチャイズ・独立開業支援展」「販促・店舗装飾EXPO」の看板が出ていて、何だかよくわからない見本市となってます。居酒屋関係者だけが来場対象者かというとそうでもなく、これから居酒屋を始めようとする初心者も含まれるみたいであり、この見本市の焦点がハッキリとしません。ただ、飲食に関連する人達にとっては関心があるようで、場内は久しぶりに賑わっていました。
居酒屋の経営者を主な対象とすることから、二段目、三段目の写真にあるように、居酒屋で調理される食材や食品のブースが並び、新しいオツマミを提案しています。これれの食材や食品は居酒屋経営者に買って頂かなければならないため、四段目の写真にあるように試食は当然です。会場のどこに行っても試食だらけで、口の中が油でギトギトしてくるようになりました。
居酒屋であるため、お酒は出すのが当たり前のことで、五段目、六段目の写真にあるようにお酒のメーカーが多数出店していました。ここでも試飲ができて、グラスに一杯程度は飲ませてくれます。しかし、あちこちのブースで少量づつでも飲んでいくと、最後には酔っぱらう程になります。
居酒屋の調理場では、包丁や鍋を使うので、七段目の写真にあるように新潟県からは調理器具のメーカーの出店もあります。鍋釜は居酒屋には必需品なので、ここで新しく包丁などを購入している人も見かけました。
しかし、会場内を歩いていると、突如八段目の写真にあるようなフランチャイズのブースが出てきます。この写真は学習塾の加盟店を募集するフランチャイズ本部の出店です。九段目は貴金属やブランド品の買い取り店を募集する本部です。お酒や食事に関連するブースの横ではこんなフランチャイズのブースが出ているのでした。学習塾と居酒屋とがどんな関連性があるのか全く理解できません。私だけでなく、他の来場者も目を回すほどに驚かされたのではないでしょうか。何でもかんでも出店させようとする主催者の意図は分かりますが、いくらなんでも場違いな企業ではないでしょうか。こんなに場違いな見本市は私も初めてでした。
平成23年8月31日