外人客を呼び込むための「和」のデザインでした。


外人には日本のデザインが新鮮に映るのでしょうか。

 今年のホテレスショーの備品関連の会場の隅には、「ニッポンセンス」と名付けた特別コーナーが設けてありました。要するに、「和風のデザインで統一しませんか」という京都地方のメーカーの合同の出品なのです。二段目の写真はモンゴルのパオのようなパーテーションで、茶室や喫茶室に区分けするために使うそうです。三段目の写真は和風のバスタブであり、四段目の写真は京織物を使ったベッドカバーです。個々の商品を見るとそれほど感動しないのですが、これらを全て揃えて客室を統一した和風デザインにしたらかなり変わった雰囲気になるでしょう。ただ、設備投資の金額と宿泊費がどの程度で落ちつくかが問題ですが。
 例年にはない、一つのテーマを集めたコーナーであり、主催者の実験で行っているのかもしれません。
2012年3月5日