見本市では来場者に無料で紙バッグを配布しています。
この出展者は気の利いたキャリアーを配布してました。
印刷機の見本市『JGAS』で、商品ではないが面白い物を見つけた。某印刷機メーカーが顧客に配付していたキャリアーである。見本市ではどの出店者もカタログや見本を入れるための紙バッグを配付しているところが多い。ところがカタログなどが多くなると結構重くなり、持ち運ぶのにくたびれることがある。
そこでこの出店者は、紙バッグの代わりに下面に車輪を付けて引き歩くことのできるキャリアーを配っていた。プラスチック製の台車の上に段ボールの空き箱を乗せただけの簡単な構造であるが、重いカタログを持って会場内を移動するには極めて便利であり、疲れない。元々は欧州の見本市でどこかのメーカーが配付していたため、同じものを東京でも配付することになったらしい。中国製であり、長期間使用するものではなく、1、2回使用すれば壊れるようなチャチなものであるが、便利である。今まで、出店者が来場者に配付していたのは同じような紙バッグばかりであった。これからは無料で配付するにしても気の利いた物を配付して欲しいものである。無料で貰うものなので、苦情を言うような立場ではないが、どこの出店者も来場者が喜ぶような物を考えず、十年一日の如く同じような物を配付するのは止めた方がいい。これからは来場者のことを考えた配付品を工夫すべきでなかろうか。
2005年10月8日