東京ビジネスサミット  その2

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地方からの出展者なので野産物が目立ちます。
スーパーなどでは入手できない地場の特産ばかりです。


 「東京ビジネスサミット」では中小企業というよりも零細企業の出店が大半であり、しかも地方都市からの出店が多いので、出品する品目は自ずと農産物、海産物が目立つことになる。米、酒、干物などの食品を出品しているブースが多かった。しかし、スーパーでパックで売っている安くて不味い食品ではなく、その地方で採れた最良の食品ばかりである。お国自慢ではないが、私の村の食品を見ていってくれ、と叫んでいるようだった。考えてみると、東京で開催される見本市の多くは、大手食品メーカーによる大量生産の食品ばかりである。冷凍食品や加工食品ばかりで新鮮で採れたての地方の食品は展示していない。全国からその地方の美味しい食品だけを少しだけ並べている見本市も珍しいのではなかろうか。個人で高級な飲食店を経営している人達は、このような地方から出店する見本市にでかけ、市場では入手できない新鮮な食材を直接取引することを考えてもよいのではなかろうか。
 1段目の写真は、村で採れたキノコを出店していたブースである。山で採れたものだけを提供していきたい、と力説していた。2段目の写真は、リンゴや梨を出店していた山形から来た出店者である。3段目の写真は、沖縄県から集団で出店していたブースで、地元特産の黒砂糖や菓子を出品していた。4段目の写真は不思議な出店者で、商品は何もなく、イベントを販売したいという芸術家であった。熊本から上京してきた人で、地元で劇団を主催しているそうだ。地方の活性化のため、各種のイベントや劇を受注していきたいと説明していた。
2005年11月12日