展示物が花だけの見本市です。
花が好きな人にとっては見応えのあるものばかりでした。
花卉の商談だけをする「国際フラワーEXPO」にでかけました。この見本市は、花屋や花卉問屋、花卉市場などの花に関するプロだけが来場するものです。会場内には色とりどりの生花、加工花が出品されていて、どこのブースも「花・花・花」で飾られてます。通路を歩くと強烈な独特の匂いがして、匂いだけでもむせてしまいそうです。
日本国内に流通する花卉は、実は国際的となっていて、世界各国から輸入されているのが実情です。このため、ブースには世界各国からの専門業者が商談のために待機していました。二段目の写真は南米のコロンビアのブースであり、三段目の写真は何とアフリカのケニアのブースです。この他に、中国、韓国、台湾、中南米、オランダなどからも多数の業者が出店していました。このような農産物は人件費の安い中国からの輸入が多いようにおもえますが、実は中南米のコロンビア、エクアドル、グアテラマなどからの輸入が多いのです。中南米では花卉の種類が極端に多く、また、品種改良の技術も優れているそうなんです。身近な花屋にも中南米の花卉が販売されているのではないでしょうか。
今回、花卉の見本市に入場して分かったのは、品種改良により極めて種類が多いことでした。細かなことを言えば、花卉の種類には数千以上もあるようで、かつ、色彩で分類すれば数十万種類もあるのではないでしょうか。この業界の奥の深いことを知らされました。三段目の写真はガーベラの品種を展示したブースで、色の違いだけでこのような花がありました。実際には展示してある花だけではなく、もっと種類が多いとのことでした。
品種改良では四段目の花はポインセチアです。通常のポインセチアは奥にあるように赤い色なんですが、改良されたポインセチアは前側にある青い色に改良されてました。今年から出荷されるそうなんですが、私も始めて見ました。
2006年10月30日