ベンチャーフェアに行ってきました。

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中小企業のイベントですが、登竜門の一つかもしれません。
会場は狭いけれど、熱気があります。


 ご存じの「ベンチャーフェア2007」に出掛けてきました。主催者は、中小企業整備機構であり、毎年「国際フォーラム」で開催されているものです。国際フォーラムは、旧都庁の跡地に建てられた総合会議場で、有楽町駅から歩いて2分の絶好の場所に立地しています。このため、来場する人にとっては便利な会議室なため、都内近郊からの訪問者が多い特徴があります。しかし、足の便はいいのですが、敷地が狭いのが欠点となっていますが仕方ないでしょう。出店できる条件は「中小企業」という枠であり、産業関連の製品、技術、サービスに限定されます。これは、経済産業省の下部団体である中小企業整備機構が主催していることから、産業育成が目的の見本市であるためです。農産物、水産物などは農林水産省の管轄であり他省が育成するものであるため、この見本市では食料品、野菜などは展示できません。しかし、産業といっても工業ばかりではなく、ソフトウエアーの開発から、マーケッティング代行、システム設計なども含まれるため、実際の出店者の業務範囲は意外に広いものです。
 なお、この見本市に出店できるのは、一社が一回限りです。また、出店料は無料なのです。このため、地方で活動している零細企業や独立したばかりの脱サラの人にとっては魅力的な見本市といえます。来年の出店者の募集は9月頃に締め切られますので、今のうちから準備されてみたら如何でしょうか。
 二段目と三段目の写真は会場の内部を撮影したものです。今年は246社が出店していましたが、会場が狭いため各ブースは通常の面積よりも狭い2×2メートルの大きさです。丁度、小さな商店が横に並んだような感じで、御徒町にあるアメ横のような雰囲気です。また、通路も狭く、通常の半分程度となっています。このため歩いていると通行者同士の肩が触れるような感じになります。狭くて人通りが多く、ブースがチマチマとしていることから雑然とした雰囲気なのですが、これはこれで面白いものです。狭いブースに多くの来場者が密集し、説明と質問をしていると熱気が上がるような気がしてきます。また、隣のブースの声が聞こえるように密着しているので、魚市場のような活気もあります。始めて出店される人にとっては、大学祭の模擬店のような素朴な感じがあって、むしろ活動しやすいかもしれません。
 四段目の写真は、JASDAQのブースです。上場しそうな企業を見つけるために出店したのでしょうか。この他にも、マザース、ヘラクレスなどの証券取引所も出店していました。ベンチャーが上場するためにはこれらの証券取引所のお世話にならなければなりませんが、会場内では上場できるような企業は見当たりません。上場する目標も大切なのですが、それよりも先ずは会社の実績を上げることが先決ではないかと思われました。
2007年2月12日