パン、菓子に関した見本市にでかけました。

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会場には甘ったるい匂いが漂っていました。
おいしいパンを作りたい専門店の職人が全国から集まってきてました。


 幕張メッセで開催された「国際製パン製菓関連産業展」(略称、MOBAC、モバック)に出掛けてきました。この見本市は、隔年で東京と大阪で開催されるもので、東京での開催は4年に一回というオリンピックなみの珍しいものです。タイトルにあるように、パン、洋菓子、和菓子についての見本市であり、パンや菓子を製造する機械ばかりでなく、小麦粉、餡、イーストなどの材料や製造ノウハウなどが展示されていました。いわば、パン、菓子の業界での盛大なお祭りと考えていいでしょう。会場には、パンや菓子の製造を実演するブースが並び、バターを焼いた甘ったるい匂いが充満していました。油臭い匂いのある機械類の見本市と違って、歩いているだけで楽しくなります。どのブースでも、出来立てのパンや菓子の試食ができ、お腹が一杯になります。こんな見本市なら毎週でかけてみたいものです。
 会場で目につくのは、外人の実演が多いことです。製パン機などは輸入品が多く、その機械を使ってパンを焼く実演をしているのですが、当然、外国のメーカーから招聘した外人の職人が作業しているからです。パンや洋菓子はやっぱりヨーロッパが発祥の地であり、機械類も充実しているからでしょう。三段目の写真はサンドイッチを製造する作業を模擬店風のブースで実演している外人の職人です。四段目はパン焼き機の説明をするため、パン生地をこねて製造する実演をしている外人の職人です。まあ、日本の寿司製造機を外国で展示するとなったら、現地に日本人の寿司職人を連れていって実演させるのと同じことでしょう。五段目と六段目の写真はチョコレートの製造を実演している職人で、ベルギーから来日していました。世界のチョコレートの製造では、ベルギーはトップの国です。このブースでは後ろにあるチョコレートの配合機を売りたいのです。
 会場には全国からパン、菓子関係の業者が来場していました。久し振りに開催される業界の見本市であるため、熱心に製造の実演を観察していました。なお、この見本市では、スーパーなどに納品する大型の製パン会社向けの機械ではなく、どちらかといえば、小さなパン屋や菓子屋に向けた機械を展示してました。全国に、小さくても美味しいパン、菓子を製造する専門店が増えてきたからでしょう。
2007年2月27日