高速道路に関連する企業だけの見本市です。

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少し特殊な業界です。
一般向けではない機械も多くみられ、隙間商品が沢山ありました。


 高速道路の保守や点検を主なテーマとする見本市『ハイウエイテクノフェアー2007』にでかけてきました。高速道路は全国に1万1千キロメートルの総延長で建設されており、全国の大都市の間を結んでいる。高速道路を建設しても、その後に道路や設備の補修や改修を行わないと老朽化して事故が発生する原因となる。そのため、高速道路だけの保守、点検するだけの業界が存在している。高速道路の保守、点検だけの業務であるので、道路面の補修だけかと思われるのだが、これが結構業務範囲の広い産業である。ガードレールの整備、高速道路専用の電話回線の整備、サービスエリアの建物の補修、道路や路肩の清掃など、業務の裾野が極めて広いのである。だが、従来までは高速道路は国土省の直轄であり、最近になって民営化によって西日本、中日本、東日本の高速道路会社に分割されたのだが、未だに閉鎖的な業界である。
 この高速道路の保守、点検には全国各地に道路公団のときから参入している、いわゆるファミリー企業がある。そんなファミリー企業のために開催されるのがこの見本市である。だが、元々参加している企業が限定されていることから、商品の売買を目的としたものではなく、全国の高速道路に係わる企業が参加し、新しい技術や工法を披露しようという意味合いが強い見本市である。各社が開発した技術や新商品により、保守、点検のための作業性を高めようというものである。いわば、技術水準を全国共通に高め、作業や仕上がりを均一化させようというものであろう。
 こういった趣旨のため、会場内では他の見本市と違って華やいだ活気はないが、取引先と親しげに談話する光景があちこちで見かけられた。見本市というよりも同業者の親睦会といった雰囲気であった。会場内にはあちこちにテーブルと椅子が並べられていて、打ち合わせがし易いように設営されていた。少し変わった見本市と言える。
 三段目の写真は運転シュミレーションのブースで、これから建設される高速道路での運転を試してみることができるものです。自動車学校などに開発されたようです。三段目、四段目の写真は、道路上での作業で事故を防止するための反射材や警告板などを展示しているブースです。ありとあらゆる商品に反射材を取り付けていました。
2007年11月16日