日頃見かけるものなのですが、こんな経緯で製造するのでした。
「アジア国際飲料産業展」でみかけた装置で、ペットボトルを自動的に製造するものです。ペットボトルは軽くてかさが張るので、新品の空のペットボトルをボトル製造会社から飲料水を封入する食品会社に運んでいたのでは運送費が高くなります。そのため、この装置は注入装置のすぐそばでペットボトルに成形することができるものです。つまり、飲料水を注入する食品会社の生産ラインの近くにこの機械を設置し、成形したペットボトルをそのまま生産ラインに移動させることで運送費が高くなるのを防いでいます。別に珍しい機械ではありませんが、私が実物を見るのは始めてでした。
二段目の写真はペットボトルになる前の半製品の素材です。試験管のような形になっていて、専門のメーカーから運ばれてきます。この容量であれば小さいのでかさばりません。この半製品を一段目の写真の装置に投入すると、口金部分を除いて加熱し、内部に空気を注入すると三段目のようなペットボトルに成形されます。なるほど、こんな風にしてペットボトルが成形されるのか、と感心してきました。
2008年2月24日