食用油を多用する飲食店では必需品になるでしょう。

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飲食店での法規制がうるさくなってきました。
規制があれば商機というのが世の中の常なのです。


 ホテル・レストランショーで見かけました。飲食店、特に中華料理店のように食用油を大量に使用するような厨房では、その食用油が飛散して排気ダクトに付着しています。ラーメン店の厨房を見ると、レンジの上にある排気ダクトには油がびっしりとこびり付いているのがよく見かけられます。飲食店では定期的に排気ダクトを掃除しているのですが、毎日はできなので汚れが目に付き、不衛生な感じを受けます。また、そのまま排気するとなれば、店舗の周囲には油の混じった空気が流出し、回りの店舗、人家に迷惑なこととなります。ラーメン店の外壁を見ると、飛散した油が壁に付着しているのを見かけられます。その汚れ具合からラーメン店の経営期間の長短が判るほどです。壁の油の汚れでそのラーメン店の繁盛度合いが判る、と自慢する人もいるかもしれませんが回りは大迷惑です。そこで、この会社は水で油を回収し、店舗外に飛散するのを防止する装置を開発しました。
 構造的には簡単なもので、ダクトの下部に接続した装置内を負圧にしておき、水を霧状の状態にして油を回収させるものです。この装置であれば、ダクトには飛散した油を放出させず、飲食店の外壁に油の汚れを無くすることができるようです。飲食店での食用油の使用では、その回収や汚れ防止装置の設置が義務づけられており、規制が厳しくなってきています。これからはこんな環境保護のための装置の開発が望まれるでしょう。
2008年4月27日