葬儀社の唯一の見本市です。

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お世話になりたくないのですが、
それでも一生に一度はお世話にならざるを得ません。

「フューネラルビジネスフェア」に行ってきました。要するに、葬儀関係者のための見本市であり、日頃は見かけないような商品、道具などが展示されていました。一般にはこのような道具や商品のお世話にはなりたくない、のが本音なのですが、人間何時かは一度はお世話にならざるを得ない業界です。出店者は新聞広告もせず、一般には全くしられない企業ばかりであり、来場者は当然のように葬儀社や斎場関係者ばかりです。
この見本市は続けて観察しているのですが、出店者はかなり変わってきているようです。以前は会葬御礼の商品を販売する問屋が多かったのですが、年々少なくなってきています。これは葬儀の方法が変わってきたからだと言われます。家族葬が増えて、親戚などの少人数で行う葬儀が主流となったので、会葬御礼の必要性が少なくなってきたからです。その代わり、思いも掛けないような商品が出品されていました。個人と遺族を結び付けるような思い出を作るための商品が増えてきています。
また、社葬や組合葬のような大がかりな葬儀が格段に減ってきていて、葬儀社の売り上げも減っているそうです。しかし、年間の死者数が108万人もいて、社会で必ず必要とされる産業であることから、根強い指示があるようです。これから高齢化社会になり、葬儀の数も増えていくため、業界でもその対応を考えているようです。この業界も社会情勢により業態を変えているようです。
下の3つの写真は祭壇の種類で、仏教、キリスト教、無宗教のそれぞれの特徴を持たせた祭壇が展示されていました。葬儀社、斎場ではこれらの祭壇を購入し、葬儀の際に遺族にレンタルすることになります。以前はこの祭壇のレンタルが利益率が高く、葬儀社の大きな収入源であったそうです。
2008年7月7日