沖縄の海底の味付けがあります。
不思議な酒ビンを並べているブースを見つけました。酒ビンに貝殻がこびりついていて、縄で全体を縛ってあります。泡盛を縄で縛って沖縄の30メートル下の海底に一年以上寝かしたものなんだそうです。深海で寝かせることにより、泡盛が熟成するのだそうです。試飲したのですが、常温で保存した泡盛よりも丸みがあり、柔らかい感じがしました。出荷するときには貝殻が付いた状態で箱つめするのだそうです。トンネルや雪蔵に酒を長期保存する話は聞いたことがありますが、深海に保存するのは初耳です。
なるほど、美味しいのですが、問題は生産量が年間千本以下と極めて少なく、一升瓶で一万円以上することです。こうなると希少価値が出てきて、幻の酒ということになりそうです。沖縄の酒蔵も研究しているのですね。
2008年9月17日