厨房では意外にも簡略化が進んでいるのです。
料理が凝った居酒屋では、あれこれと多数の料理をメニューに掲載しているのですが、少量多料理となると厨房は大変です。その一つに茶碗蒸しがあります。毎晩沢山の注文があるわけではないが、メニューには掲載しておかなければなりません。茶碗蒸しは出汁や卵を用意しておかなければならず、下ごしらえが面倒になります。
そんな問題を解消したのがこの商品でした。1リットルの紙パックに入ったのが茶碗蒸しの元なんだそうで、出汁と液卵が混合して封入されています。茶碗に鶏肉や椎茸などを入れ、この茶碗蒸しの元を注ぎ、そのままセイロで蒸すと茶碗蒸しが出来上がるのだそうです。この紙パックを冷蔵庫に入れておけば、注文のあるたびに必要個数の茶碗蒸しを簡単に料理できることになります。味の方は試してみませんでしたが、調理場では手数が簡略化されることは間違いありません。
2008年9月17日