法曹界も競争激化となってきたようです。
今年の東京ビジネスサミットには弁護士が出店しているのを初めて見ました。弁護士が自己の事務所の宣伝をして、顧客勧誘をしているのです。以前(数年以上前)では、弁護士が宣伝、広告することが禁止されていたのですが、昨今の自由化、規制緩和により弁護士自身がおおっぴらに営業活動を行っても構わなくなったのです。しかし、この見本市でブースを借りてまでして宣伝するのは初めてのことです。
実は、弁護士業界も資格取得者が年々増加していて、顧客獲得に大変な競争が激しい業界となっています。電車の吊り広告などで弁護士事務所の宣伝ビラを見かけた方も多いことと思います。それだけ弁護士の業界では新規に設立した事務所には仕事が少なく、死活問題となっているのです。ビラなどで広告するよりは、このように弁護士がブースにいて、直接会話できる方が相手の性格、能力を理解でき、顧客開拓には有利かもしれません。その内に、見本市に出掛けると、必ず弁護士のブースがあることが常識となってくるかもしれません。
2008年11月7日