産業交流展に出かけました。

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中小企業のための総合展示会です。
玉石混合ですが新商品を見るのは楽しいものです。


 今年も秋となり、首都圏の中小企業を出店対象とした「産業交流展」が開催されました。今年は例年に比べて遅く、11月下旬の開催となりました。この見本市は東京都の主催なのですが、関東近県の埼玉、千葉、神奈川にある中小企業もエントリーできるようで、他県からの出店者も目立ってました。
 この見本市の特徴は、自社商品を販売する、という実質的な商品展示よりもむしろ試作品や新商品を公表していることでしょうか。中小企業で新商品を開発したのですが、お披露目する場所が無いため、このような見本市に出品しているようです。主催者による出店企業の選定も、「売れる商品」よりはむしろ「目新しい商品」を製作した企業を優先しているような気がします。
 中小企業による新商品の発表の場を設けることはいいことなのですが、どう見ても売れそうにない試作品も目立っています。しかし、物は考えようで、他人が開発した駄作を見学してこのような商品を開発しない方が良いのではないか、という考察の場であればこのような展示もまた有益でしょうか。他人の振り見て我が振りなおせ、ではないのですが、これから自社で商品を開発する際に開発してはならない商品を観察する場としては最適かもしれません。だが、そんな中にもひかる新商品があり、そのようなこれから芽が出る商品を探すのみ楽しみです。
 会場内では学生服の一群を見かけました。都立の高校で「産業科」という特殊な学科を持つ学校の生徒の実習でした。進学校というよりは卒業後は現場で働くことを目的とした学校のため、進路を決めるために会場を見学してました。一日であらゆる中小企業を見ることができるので、実習としてはこのような見本市は最適でしょうか。若いうちから見本市を見学することは良いことでしょう。大学生にも見本市の見学を義務にすれば、社会を理解するために便利ではないかと思います。
2008年12月2日