高くて小さい商品だけに、主催者は対策を考えています。
会場には高価な宝石が並べられていましたが、その中でもこのティアラ(女性が頭に付ける飾り、映画「ローマの休日」でヘップバーンが付けてました)が目立って高価でした。価格は1億5千万円。プラチナ製の髪飾りの周囲に多数のダイヤモンドが取り付けられていて、キラキラと輝いていました。
高価な宝石類ですが、デパートのように遠くはなれたショーケースに飾られているのではなく、手の届くガラスケースに置かれているため、簡単に持ち出せそうです。しかし、そんなことの無いように対策が立てられていて、制服のガードマンばかりか私服の警備員が多数配置されています。実際に見たわけではないのですが、宝石を窃盗して見つかった人もいるようです。
日本ではないのですが、香港で開催される大規模な宝飾展では毎日!のように3、4人の窃盗犯が逮捕されていました。これは現地の新聞に逮捕された犯人について詳しく掲載されていたので知ったのですが。多分、香港では全世界から泥棒がやってくるからではないかと思います。日本では国際性が香港より薄いため、会場内での窃盗が少ないのではないかと推測されます。なお、知り合いの宝石問屋の社長から聞いた話では、会場に持ち込んだ宝石の数が売上げが合わないことがしばしばあったそうです。出店者が知らないうちに、宝石が万引きされたようなことは結構あるようです。
2009年2月25日