簡単な構造なのですが、感心しました。
段ボール箱や用紙に簡単に紙片を貼り付けるために、粘着面をもったラベルを使うことがあります。裏面に粘着剤を塗布しておき、剥がせばそのまま段ボール箱や用紙にくっつけることができて便利です。ラベルの裏面にはビニールコーティングした剥離紙を付けてあり、剥離紙からラベルを剥がすと糊面が露出するようになってます。一段目の写真はそのラベルであり、どこでもお目に掛かることができるものです。これはなるほど便利なんですが、ラベルを剥がした後の剥離紙は使い道がなくて、そのまま廃棄していました。ラベルの長さだけ剥離紙が無駄に廃棄されていたのです。
そこで、剥離紙を使わない粘着ラベルが出品されていました。二段目の写真にあるのがそれで、ラベルの裏面に粘着剤を塗布しておき、粘着面を重ねるようにして密着させます。使用するときは重なったラベルを剥がして粘着面を露出させ、段ボール箱や用紙に接着させます。これなら剥離紙を一切使わず、廃棄する紙が不要となります。逆転の発想でユニークなものでした。
三段目の写真にあるように、剥離紙を使わないことから木材パルプの使用量が減り、炭酸ガスの発生を減少させる、という効能があります。
2009年6月14日