毎日三食はお世話になる業界です。
家庭と密着しているため参入企業の多い分野です。
給食センターや飲食店で使用する調理機械、食材加工機器などを展示する「食品工業展」に出掛けてきました。全国の調理業者、飲食業者が関心のある見本市であり、毎年多くの来場者が見えます。昨年までの食品工業展では東京ビッグサイトの東館だけを展示会場として使用していたのですが、今年は東館と西館を使用していますので極めて広い会場となりました。しかし、昨年9月の不況発生により出店者がキャンセルしたため、出店者数は昨年よりも減少してしまいました。昨年の見本市開催時期は6月であり、その時に今年の会場確保のため広い面積を予約したのですが、その後に発生した株価の暴落は主催者も予想することはできなかったようです。数パーセントのキャンセルが出たのではないかと推測されます。
広い会場となったので、一日で全てのブースを見学することは不可能であり、私も途中で時間切れとなってしまいました。毎年面白い商品が出品されるので、全てのブースを観察したかったのですが。
食品工業は極めて裾野の広い産業であり、包丁や鍋釜のような小物から食品工場で使用する生産ラインまで含まれていて、多くの企業が参入しています。五段目の写真は建設会社のブースです。食品工業に建築業界が展示するのは不思議に思われるかもしれませんが、食品工場では衛生や温度管理のために建築設計の段階から特別なノウハウが必要とされているのです。このため、複数の建築会社が出店していました。
2009年6月16日