中国伝統の製麺も日本ではこのようになります。
中華そばの一種に「刀削麺」というのがあります。本場中国では、麺素地(小麦粉を練って熟成したもの)を左手に持ち、右手に持った包丁で麺素地を削ぐようにして鍋の中に切った麺を投入して湯掻きます。これを刀削麺と言い、職人がサクサクと麺を切り出す動作は楽しいもので、テレビ番組などで紹介されて有名です。
しかし、このブースではその刀削麺を自動的に製造する製麺機を出品していました。小麦粉を投入すると水と混ぜ合わせ、必要な量の刀削麺を自動的に下部のテーブルに落下させることができます。開発者は、本場中国に一ヵ月滞在し、刀削麺の製造過程を調査してこの機械を製造したそうです。中国人ではこんな発想はできないでしょう。日本人ではの発想ではないでしょうか。
2009年6月16日