住宅には関連する産業が多いものです。

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住宅というのは業界が広いのです。
色々な会社が出ていました。


 木造住宅のリフォームに関する業界ですので、ハウスメーカーなどによる住宅展示場とは違った小物を展示するブースも多く見かけられました。小さな工務店を来場者とする見本市の特色かもしれません。
 一段目と二段目の写真は、住宅模型を受注する会社のブースです。どちらも今回は初めての出店なんだそうで、それぞれ四国、東北からの出店されてました。地元で一応販売の成果が出たので、東京で営業活動を開始するのだそうです。一つの会社は、工務店が住宅やビルの受注の際に営業ツールとして利用してもらうために受注生産をしているそうです。他の会社では、既に出来上がった住宅や取り壊された住宅の思い出のために受注生産するのが主な目的のことでした。以前、私も住宅模型の製造会社を取材したことがありましたが、このような分野にも新規参入の企業が増えてきたようです。
 三段目の写真は、リフォームの際に使用する瓦を販売するブースです。この瓦は、何とFRPで出来ています。外観からするとプラスチックには見えない色合いなのですが、手に取ってみると極めて軽いのです。従来の重い瓦の代わりに使うと屋根が軽くなるのだそうです。チタンやアルミの瓦は見たことがあるのですが、プラスチックの瓦まで出現するのには驚かされました。
 四段目の写真は、1千万円で住宅を建設します、という会社のブースです。35坪までの住宅であれば、1千万円ポッキリで施工を請け負うことができる、とのことです。什器、カーテンなども含んでいて、竣工後に入居者が購入しなければならないのはクーラーだけ、というのがうたい文句でした。昨今は「年収三百万円」という世帯が増えてききています。低所得者であっても、生活するには住宅は必要不可欠です。これからは、簡素であっても低所得者が購入できる住宅もマーケットに入れなければならなくなってきているようです。
2009年7月21日