不況となると色々と変なことが出てくるようです。
ブースの中で何やら変わった製品が展示されていた。このブースでは、太陽電池で発電した電力をこの回転する発電機に供給して再発電?すると、安定した電力を供給できて電力費用が安価となる、と言うシステムを販売していた。
太陽電池で発電した電力をこのコイルが二重に巻かれた装置に供給すると、どのような理由で電力が増力されて安定化するのか理解できなかった。この机の上にある大きさの発電機で3Kwの電力が発電できるそうなんですが、どう考えてもこの大きさでそのような電力を発電できるとは思われなかった。他人の商売を邪魔する訳ではないが、全く不可思議な発電システムであった。
二段目の写真は、このブースをテレビ局が取材していた風景である。多少電気の知識がある私が奇怪しいと思われる製品を取材して、これをテレビ番組で放映されるとなると少し(大変か?)問題ではなかろうか。テレビ局のチームは技術的な知識は乏しく、このような製品も大発明として受け止めるのであろうか。そもそも、このような見本市でテレビ局は「回転して動作するもの、光が出て派手なもの」を取材したがる傾向にある。それらは番組で視覚により説明し易いからであろう。だが、地味な商品であっても社会に役立ち、生活が良くなる商品を取材して欲しいものである。
2009年9月16日