麵という共通の業界の組合主導の見本市です。
粉食に関連した業界を対象にする「麺産業展」に出掛けてきました。昨年までは「めん産業展」と称していたのですが、今年から名称を変更して「麺」という共通の軸により、そば、うどん、ラーメンの経営者を対象として拡大することになったのです。「めん産業展」とは、麺類業団体連合会というそば屋の上部団体が昔から開催してきた由緒ある見本市でした。マンネリ化となったので、今年から中華料理同業組合連合会というラーメン屋の上部団体と合同で、「麺産業展」を開催することになったのでした。今までも中華料理屋向けの見本市はあったのですが、内容が似通っているということで合併したことになるのです。
会場内では、当然のように麺に関連した業者が出店していて、二段目の写真は粉屋さんが冷凍麺の宣伝をしていました。大晦日には「年越しそば」があるのですが、正月には「年明けうどん」を食べるキャンペーンをしています。麺の消費が多くなれば、粉屋さんの売り上げは伸びるからでしょう。
三段目の写真では、この会場での異常な人だかりでした。このブースだけは最初から最後まで人が溢れていました。四段目の写真にあるように、ブースでは、うどんや冷凍食品の試食が行われていたのですが、他のブースと比べてカウンターの長さが広く、試食品の種類も多いことから人が溜まっていました。お陰で近隣のブースには商談客が寄らず、困ってましたが。
最近は素人がそばを粉から麺にするそば打ちの趣味が盛んになっています。会場ないでは未経験者でもそば打ちできるように、体験コーナーを設けてありました。熟練者が指導していて、だれでもがそばを打て、できたそばはお土産で持ちかえってました。そば打ちの体験は滅多にできないので、素人をそば好きにさせるにはいいデモンストレーションでしょう。
2009年9月20日