苦心してオリジナル商品を制作する必要はありません。
すでにある商品を特別な機能にすればいいのです。
ブースの前に任天堂のDSゲーム機が沢山並べられていました。福祉機器とゲーム機とどんな関係があるか、と思ったら、この会社ではDSゲーム機を利用して被介護者の管理を記録していました。任天堂DSでは無線通信機能があり、サーバーとゲーム機の間でデーターをやり取りすることができます。その機能と利用し、介護施設や福祉施設で被介護者の管理をコンピュータ化しようとするものです。施設のサーバーからゲーム機に介護中の被介護者の個人データーを転送し、介護士にどのような介護や訓練を必要としているかを知らせます。また、介護士からは、その日の運動や行動などの記録や血圧、体温などのデーターをサーバーに送信することができ、被介護者の介護に役立てることができるものです。
似たような装置はすでに病院などで使われているのですが、特別仕様なので価格はとんでもなく高いものとなってます。そこで、どこでも購入できるゲーム機を使って、安くて簡単な情報網を構築しようとするものです。このアイデアは他にも応用できるのではないでしょうか。
2009年10月1日